京都銀行の消費者ローンAI審査モデル導入を支援

~AIサクセス(伴走支援)でのAIモデル構築支援およびデータ利活用基盤「Service Innovation Core®」の機能拡充~

トピックス

2025年5月30日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、金融機関向けのデータ利活用基盤「Service Innovation Core®(以下、SIC)注1」にAI審査モデルを搭載し、2025年5月より株式会社京都銀行(以下、京都銀行)にて利用開始したことをお知らせします。
銀行独自ノウハウを取り入れたAI審査モデル構築の内製化を支援し、精度の高い審査を実現しました。また、SICに同モデルを実装し、消費者ローン非対面完結サービス注2との自動連携を実現しています。
今後もNTTデータはSICとDataRobot、AIサクセスを組み合わせていくことで、金融機関のデータドリブン変革を支援していきます。

金融サービスや顧客ニーズの多様化、規制緩和による異業種の金融事業への参入、技術革新等、地域金融機関を取り巻く環境が大きく変化している中、金融機関ではデータドリブンによる変革が求められています。NTTデータは金融機関のデータ利活用を支援すべく、データ利活用基盤SICと高精度の予測を実現する「DataRobot AIプラットフォーム(以下、DataRobot)注3」および、AI活用の伴走支援である「AIサクセスプログラム(以下、AIサクセス)注4」を提供しています。
京都銀行へは2022年12月からDataRobotの提供とAIサクセスを通じたデータ分析・利活用の取り組み支援を、2024年5月からSICを提供しています。
今回、SICとDataRobot、AIサクセスを組み合わせて、京都銀行の消費者ローンビジネス拡大に向けた、サービス化の支援をしました。

本件におけるNTTデータの支援内容は以下2点です。

(1)銀行独自の消費者ローンAI審査モデルの構築支援
京都銀行の保有している消費者ローンに関するデータ(申込人の年齢、収入等)を、大量データの分析に優れたDataRobotに学習させ、京都銀行が独自のAI審査モデルを構築しました。構築にあたっては京都銀行の関連業務部門が参画し、銀行独自ノウハウをモデルに反映できるよう、AIサクセスにて伴走支援しました。今回、銀行主体でモデル構築したことにより、行内での審査ノウハウの蓄積・向上と、継続的なモデル改善が実現できます。

(2)AI審査モデルのSICへの組み込みと消費者ローンWeb完結システムとの連携
DataRobotにて構築したAI審査モデルをSICの環境に実装し、消費者ローンWeb完結システムとのデータ連携機能を開発することで、事前審査プロセスの自動化を実現しました。

図:本件による消費者ローンWeb申込の事前審査のフローイメージ

今後について

NTTデータは、今後もSICとDataRobot、AIサクセスの組み合わせとともに、近年急速に進化を遂げている生成AI・AIエージェント技術も活用していくことで金融機関のデータドリブン変革を支援していきます。

注釈

  • 「Service Innovation Core」「Service Engagement Hub」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「ローンデジタルプラットフォーム」は日本国内における株式会社NTTデータ、およびSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
デジタルバンキング事業部
コンサルティング&セールス担当
上野、川野
TEL:070-4162-0643